なぜひとは装うのでしょう、
服を気にしないと言っているひと、服なんてかまわない、ファッションなんてうわべだけで消費を即されている企業にふりまわされているだけだと言っているひとでさえ、服は着ています。そして、なんでもいいといいながらも、男性はスカートをはかないし、女性は服の上からブラジャーをつけたりしません。なんでもいいのではなく、きちんと男女のカテゴリーとか母親らしくとか、会社員らしい恰好をきちんと選択してふるまっているわけです。自然のあるがままの姿ではいられないのです。髪を切ってくしを入れて外出して歩くわけです。ぼさぼさでずっとひげをはやしっぱなしにしているとホームレスとか変人扱いされてしまうからきちんとひげをそるなりわざわざかっこよく伸ばしたり帽子もかぶってはげも隠す。
ファッションはなにも原宿の若者だけの女こどもだけのものでもないのです。